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読書の記録です。

「アイディ。」

坂本真綾/星海社

児童劇団、初恋、音楽、舞台、そして、『from everywhere.』ヘとつながるひとり旅の記録─。紡がれた言葉のひと粒ひと粒までが瑞々しくきらめく、珠玉の一冊。

エッセイ本つながり。
大学時代、友人の家で真綾さんの曲を聴いたのが始まりだった。それから、新譜はチェックするようにしています。レンタルだけど・・・(小声)。流行のポップスとは違う、けれどアニメアニメした世界感とも違うサウンド、歌詞、歌声の虜になりました。管野よう子さんの手を離れても、真綾ワールドは崩壊することなく今もステキな音楽を私たちのもとに届けてくれているのです。聞いたことが無い方は、ぜひ一度CDを借りてみて下さい。どれでも大丈夫!
さて、エッセイの方ですが、ネットでアップした記事をまとめたもの+αという感じ?子役時代の話から、レ・ミゼラブル、海外でのホームステイのお話などでした。ミュージカル出演は知っていたのですが、こんなに長い期間出演されていたとは知りませんでした。1回くらい見に行けばよかったな~と後悔しました。アルバムについては、曲のイメージやこの時こんなことを思っていた、という話が曲とともに思い出されて改めて歌の良さを感じることができました。
真綾さんのプライベートな一面を見ることができます。バレンタインデーの本命チョコ事件や、チャイ語試験忘れてショッピングしてたよ事件が印象に残っていて(笑)、うっかり屋さんな真綾さんもかわいい・・・。真綾さんの軽快な語り口で、おもしろくすいすい読めましたが、ところどころ深いなあ~と思う部分もありました。私、真綾さんと同年代なのですが、こんないろんな経験もしてないし、薄っぺらいぜ自分・・・。とちょっと落ち込みました・・・。まあ、私の話はどうでもいいんだ・・・。真綾さんは、もっといろんな経験をされて、それを糧として、これからも素晴らしい音楽を作りつづけていくのだと思います。ますますのご活躍を楽しみにしております!


「ループする世界。
 終わりがないという、救いと厳しさ。
 どこまでいっても自分は自分であるという、喜びといらだち。
 怖気づくこともあるけれど、きっと大丈夫。波は荒れたり、穏やかだったり、いろいろな表情を見せるけれど、ふと風が止まる瞬間が訪れる。そしてもういちどこの美しい世界を信じる勇気をくれる。
 何度でも、何度でも。」


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