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読書の記録です。

「シアター!2」

有川浩/アスキー・メディアワークス

劇団・シアターフラッグの主宰の春川巧は、兄の司から300万円を借りるが、その条件は借金の返済ができなければ、劇団は解散することになるというものだった。借金を完済を目指して、劇団の奮闘は続く!

劇団の経営再建、おもしろいのかな?と半信半疑だったため、なかなか手がのびませんでした。図書館で見つけてなかったら、たぶん読んでなかったと思う。
私は観劇をしない人でして・・・。演劇、おもしろそうだなあとは思うのですが、チケットとるのも劇場へ行くのもめんどい・・・と思っているうちに、ここまできてしまいました。そんな知らない劇団の内側。へえー、ふーん、という感じでおもしろかったです!1巻目より、2巻目の劇団員を個々にクローズアップした構成が良かった。特に、スズと茅原の関係はおもしろい。茅原と小宮山が頭の中で混じってたんですが、ちゃんと分裂しました。笑。
1巻の終わりからは想像していなかったスピードで借金返済が進んで驚いた。3巻で終わる予定とのことで、この分だとちゃんと返済してなおかつ存続、というストーリーが有力ですね。裏を読んで、借金完済したけど劇団を解散して各々の道を歩みますという筋も捨てがたい!
恋愛関係も少し進展。巧はもっとあっさり牧子をふっちゃうのかな~と思っていたのに、意外に前向きに考えてて、これは巧と牧子のカップリングもあるかな?と思いました。で、司と千歳がくっつく・・・?むむ、あとはゆかりと小宮山・・・?どれもまだ予測がつきません!スズと茅原は個人的に今の距離感がベストだと思うので除外。笑。
次はどれくらいあとに出版されるのかわかりませんが、有川さんはシリーズを完結させてくれるだろう安心感があるので、のんびり続きを待ちたいと思います。
まだ読んでないそこのアナタは、今のうちに読んじゃうといいと思うよ!


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