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読書の記録です。

「県庁おもてなし課」

有川浩/角川書店

地方には、光がある。物語が元気にする、町、人、恋。とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。

皿鉢料理(さわちりょうり:高知県の郷土料理のこと)が苦手・・・。高知といえばカツオのタタキ!が苦手なもんで。シラウオとか食べないし。その他もおいしいと感じるものが無かったんですよねえ・・・。それでも、本の中に出てくるごはんはおいしそうでした。たとえ、サバが苦手だとしても!サワガニが食べれないとしても!笑。本場で食べるとおいしいのかもしれませんね・・・。(コメント上滑り)
高知県の県庁にできた、観光部署内の「おもてなし課」職員が、高知を盛り上げていくために、地元のよさを再発見しながら頑張る話。
私の場合、旅行はたまーに行きますけど、遠方の友達と会うのが目的なので観光は二の次、というパターンが多いです。温泉あればいいかな、できればご飯がおいしかったらいいな、くらい。だから、「観光」というジャンルにそこまで興味をそそられませんでした。アウトドアも興味ないしなー。あ、「トイレが大事」論は良くわかります。旅先はもちろん、出先で汚いトイレに入った時の気分の落ち込みは半端ないですよね。笑。この前島根に行ったときに泊まった宿は、部屋は古かったんですが、トイレ&洗面台は超キレイで感動しました!たぶんトイレだけリフォームしたんだろうなあ。トイレは大事です、はい。
掛水と多紀の恋は、さわやかで和やか~な感じで微笑ましく見守っていました。これは文句なしのさわやかカップル。もう一方の、吉門と佐和のカップルは申し訳ないんですが、私的にはNGでした。血がつながってないとはいえ、家族だった頃からお互いに、恋愛の対象として見てきたわけですよね。うーん、言葉は悪いですが、歪んだ感じがして気持ち悪いかな・・・。家族として過ごした時期があるならば、書類の上で家族でなくなったとしても、家族の関係であるべきだと思います。
多紀ちゃんができる女すぎて、逆におかしい。笑。そんなバイトいないぜ・・・。そうでないと、県庁職員がバイトより無能の役立たずということになってしまいますよ。


「やってくれるにゃあ」
「そういうことやにゃ」
「えいにゃあ」
などなど。にゃあにゃあ言葉(・・・ではなく、土佐弁)に萌える!


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