「羊の秘」 本 2007年08月17日 霞流一/祥伝社武蔵野の土蔵に横たわる謎だらけの死体。絞殺された仲丸伸之は夢の表現サークルの一員だった。露沢は会員の少女が直前に羊男の写真を残して自殺したことを知る。事件の周辺で続々と発見される「羊」を示す暗合の意味とは?羊にまつわるウンチクよりも、死枕に関するネタの方が豊富だったような・・・?こういう見立てものは強引なもの(強引にならざるをえない)がほとんどだと思うのですが、私は好きですね。なので、バカミスだとわかっていても、ついつい読んでしまうのです。今作は、クスリと笑えるところがあまりなかったような気がする。重いテーマもありましたし・・・。そこがちょっと不満なところ。で、大きな不満のトリックです。“呪い亀”で、多少耐性ができたつもりでしたが、やっぱり駄目でしたー。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、「どこが論理的やねん!」とつっこませてもらいたい。空飛ぶところとか、氷とか、勘弁して下さい・・・。表紙の羊さんの瞳にノックアウトされました。かわいすぎ! PR