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読書の記録です。

「いま、会いにゆきます」

市川拓司/小学館

巧と祐司は父子家庭になってから1年が経つ。ある日、いつものように工場の跡地に出かけた彼らは、死んだはずの妻、澪がうずくまっているのを発見する。

最後のジャンプは蛇足だったような気がする。なんか、また肩透かしをくらった気分・・・。途中まではなかなかええ話だと思ったんですけど。巧の病気のことも説明不足。作品の雰囲気とマッチしないというのはわかるんです!だけど、話の筋より病気のメカニズムの方が気になるのよう。まあ、彼の一人称だから、病気の説明はできないかあ。しかたない・・・。映画の方が、色々なことをうやむやにして観れるので、この作品の場合、映画の方がおもしろいかもしれないですね。
恋愛小説としては、とてもロマンチックな話だと思いました。あまーい。
祐司君がかわいかった。子供だけのかわいいエッセンスを凝縮した感じ。

最後に、ヒューウィックにまた会えたことが嬉しかった。そうか、君は以前ここにいたのか。


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