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読書の記録です。

「けむりの居場所」

/幻戯書房

『週刊文春』の名物連載「喫煙室」から、32人の「たばこ」にまつわるエッセイをアンソロジーとしてまとめた本書。行間から紫煙が立ちのぼり、人生の味わいを感じさせてくれるよう。

私にしては珍しい本の選択だったようで、しきりに珍しがられました。
うーん、確かに世代が違い、名前は見聞きしたことがあるのですが、良くは知らない方ばかり。東海林さだおさんと赤塚不二夫さんはかろうじてわかりました。
どっかでも書いたのですが、私はタバコの煙とかヤニだとか匂いが嫌いです。しかしながら、タバコを吸う人の考え方には興味があります。というか、タバコの灰を落とす仕草がかっこいい人を見ると痺れます。ああ、タバコが無味無臭だったなら!笑。
多くに共通しているのが、戦中・戦後タバコが手に入りにくかった頃の話。今は誰でも自販機で買えますから。タバコに限らず、物を粗末にしてしまいがちです。私も、まだ使えるなあと思っても、いらないものはぽいぽい捨ててしまいます。何でもかんでも買ってはいかんなー、と反省。そう、私の場合、高いものは捨てれませんから!安いものに飛び付いてはいかんということですな。笑。
好きなものには、誰だってこだわりを持っているもの。かく言う私も「本のページをしおり代わりに折らない」「平行して読むのは2冊まで」「同じ作家さんの本はかためて読まない」とか意味不明のルールを持っています。それは人それぞれで、本人はすごく真面目なんだけど傍から見るとすごく馬鹿げてる。時々しなくてもいいケンカに発展することもある。
それでも、くだらないこだわりを大切にしたい。


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