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読書の記録です。

「我が呼び声に応えよ獣」

秋田禎信/富士見書房

本業は魔術士だが、副業でモグリの金貸しをしているオーフェン。ちっとも金を返そうとしない地人が、どうやら金儲けの話を見つけてきたらしいいので、とりあえず、とある金持ちの屋敷にやって来たのだが…。

秋田禎信Boxが、もうすぐ発売されますね~。もちろん予約済みですのことよ!これに合わせて、シリーズをざっと読み返しておこうかな~と思いついたのです。間に合わないと思うけど・・・。途中で絶対飽きると思うけど・・・。
すっごく久しぶりに読んだけれど、やっぱりおもしろいな~。と感心しました。ギャグ、アクション、シリアス、ミステリーと色々な要素を詰め込んで、こんなにコンパクトにまとめられているなんて!当時、私は中学生だったので、オーフェンの年齢(20歳前後)は、大人~で、むしろマジクやクリーオウに共感しながら読んでいました。特に、金髪の美少年で魔術の素質があるマジク君に激ハマリでしたなー。笑。しかし、いまや私、アザリーやティッシを飛び越えて、チャイルドマン世代です。今読み返したら、オーフェンの若さにびっくりするやら寂しくなるやら。複雑・・・。
オーフェンのアザリーに対する気持ちっていうのが、初恋だったんだなあと改めて思いました。憧れや尊敬と恋は、似て非なるものですが、オーフェンは確かにアザリーを好きなのだ!と。クリーオウとオーフェンの関係も、最後まで曖昧なままでした。これは良き相棒かなあと、私は思うのですが、この答えが続編で出ることを期待しています。
後半、このシリーズはドラゴン種族やら大陸の歴史やら宗教色を帯びてきたような記憶があって、理解できなかった部分がありました。今回は、理解できるかな?
現在、馬鹿みたいなペースで大量のライトノベルが出版されていて、読める量なんてほんの少し。な上に、当たり外れが厳しいです。そんな中で、間違いなく胸を張ってオススメできるライトノベルです。


書影がなかったんです・・・。悲しい。
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