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読書の記録です。

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「全力でスローボールを投げる」

北尾トロ/文藝春秋

若者みたいに速球は投げられない。戸惑いばかりの“ガラスの50代”。オヤジのペーソスが詰まった「週刊文春」の大好評エッセイ、待望の単行本化。

雑誌「ダ・ヴィンチ」で、よく記事を拝見していたのですが、本を読むのは初めてです。
そもそも、トロさんのファンってわけでもなく、記事もそんなにおもしろいと思ったことがないので、最初は読む気なかったんですが・・・。なんとなく、突撃ルポみたいなのがおもしろそうだったので、借りることに。
取り上げている題材はおもしろいのに、何でこんなに気分が乗らないのか、不思議でたまりませんでした。たぶん、文体とか、狙っている笑いどころが自分とずれているとか、色々理由を考えてみましたが、結局、もうこれは相性が悪いとしか言えない・・・!そうそう、「走れ!トロイカ学習帳」もテーマはいいのに、記事を読むのがしんどいんだよなーと思ったりした。
日常の出来事のほかに、「気になるからやってみた」というものが結構あって、それがおもしろかったです。縁切神社が良かったなー。幸いそこまでドロドロな感情が未体験なので、行く機会が無いし・・・。コワイし・・・。あとは地味にロバのパン屋さんが好きです。そりゃあ、ロバのエッセンスを期待するのが子供ってもんですから!
あとは、トロさん自身が古本屋を兼業されているということで、古本屋のお話も興味深かった。お値段つけるのも大変なんだなー。将来お金がいっぱいたまっていたら、古本屋というか自分の好きな本だけ置いたカフェみたいなのとか、誰か一緒に経営してくれないかしら・・・と思っていた時期があったので、自分の本屋を持ってるってうらやましいな~と思ったり。
しかしどうしても、ノリノリになれない・・・のが残念でした。


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