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読書の記録です。

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「紅牙のルビーウルフ」

淡路帆希/富士見書房

盗賊団に身を置く15歳のルビーウルフは、不似合いな長剣を携えた美しい少女。しかしある日盗賊団は、グラディウス国軍の襲撃を受ける。 殺された仲間の仇を討つため、そして民に幸せをもたらすため、ルビーウルフの旅が今、始まる。

オーソドックスなファンタジー。そつがなく、ポイントも押さえているので非常に安定した読み心地。次回作が楽しみで、期待できる作家さんだなあと思いました。
でもさ、いきなり本誌で連載とか始まっちゃったりして、ちょっとプッシュしすぎでは・・・?とVIPな扱いに疑問を感じてもいます。おそらく、私の天邪鬼な性格がそう思わせるだけで、本自体に問題は無いので。そこんとこよろしく。
まあ、それはさておき。
あっさりと盗賊団が壊滅する展開には驚きました。ここまであっさりやられると気持ちいい。隣国のお姫様も腹黒く、仲良しこよしで終わっていないところがいい。
この作品の爽快さは、やはりルビーさんの男前の性格によるところが大きいと思います。豪快だけど、繊細で小悪魔。ジェイドとの恋の行方は・・・、そのうち収まるところに収まるでしょう。王道とはそういうものです。笑。
ま、一番はわんわん最高!なのですが。椎名さんの挿絵がかわいい・・・。
欲を言えば。やっぱり国を巡る戦いは策略があってなんぼなのですよ!今作でも無いことも無いのですが、幼稚という印象は否めない。求む!策士!


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